東京少年#002
   
寄生木
  「寄生木 YADORIGI」 12:30

監督・原作:高田弘隆
脚本:渡邊睦月
出演:宮崎あおい、西島秀俊

「東京少女」特別企画、「東京少年」。美少女、宮崎あおい登場!
他のものに寄生し同化するやどり木。大好きな彼と同じ服装、同じ行動で、気持ちも同化できると信じる少女。
台詞がなく、音楽と映像のみで展開される世界が、記憶の奥に実体験のような印象を残す作品。


高田弘隆
  監督
高田弘隆
HIROTAKA TAKADA

【Profile】
1969年東京生まれ。ディレクター。
エディターを経て、1997年ディレクターとしての活動を始めてまもなく、ロンドン在住のアーティスト、GOTA(ミュージックビデオ)を手掛け高い評価を得る。
その後、数々のミュージッククリップビデオ、TVCM、ステーションID等を作成。代表作に、「SONY SOCRATTO/SOCRATTO I」「24人の加藤あい」「TBSドラマ太陽の季節TITLEバック」「GLAY/Way of Difference」「MONDO GROSSO/BUTTERFLY」など他多数。
幅広いジャンルを演出する傍ら、VJ、アートビデオ等も意欲的に行う。また、ロンドンの映像集団トマトから注目され、2002年にイギリスのクラブイベントでセッションを行う。


宮崎あおい
  主演
宮崎あおい
AOI MIYAZAKI

【Profile】
1985年東京都生まれ。
映画『EUREKA』で脚光を浴びて以来、映画を中心に活躍中。『害虫』では第23回ナント3大陸映画祭の主演女優賞を受賞した。2002年は6月までに3本の主演映画が公開されるという若手実力女優である。映画以外でも写真集、CMと活躍の場をひろげている。
映画出演作として『sWinG maN』『パコダテ人』、『ラヴァーズ・キス』など。


西島秀俊
  主演
西島秀俊
HIDETOSHI NISHIJIMA

【Profile】
1971年3月29日生まれ。血液型A型。
東京都国立市の桐朋中・高校卒、横浜国立大工学部入学。在学中(90年)に渡辺プロのオーデションに合格し、若手俳優養成集団『MOVE』の第1期生となる。本格デビューはドラマ「 はぐれ刑事純情編」。
以後、ドラマ等で活躍、最近は映画を主な舞台にしている。主な主演作は『2/デュオ』『ニンゲン合格』『クロエ』『tokyo.sora』『Dolls(ドールズ)』など。


  【メイキング・ストーリー】

「侍ショート」に続き2回目の登場となる高田監督。前作、日本をテーマにした「ema」は海外の映画祭でも大好評だったが、東京を舞台にした今作では、どんな映像を見せてくれるのだろう。

--- 「見どころは、宮崎あおいさんの心情の変化。セリフが無くて、音楽と映像で話しの流れが展開していくところですね。」

もし映像をやっていなかったら、音楽をやっていたという監督だけに、その絡み合いは面白そう!

主演の宮崎あおいさんは映画、テレビ、CMに大活躍の超売れっ子。フレッシュでありながら迫力ある、彼女の演技も見ものだ。高田監督への印象を聞くと、「おっきくて、やさしい。」

そして、共演するのは西島秀俊さん。
透明感のある演技や、その自然体のたたずまいが、多くの監督から支持を受けている。北野タケシ監督映画に主演するなど、幅広い活躍をみせる彼に、今回の撮影について伺った。

撮影はいかがでした?
--- 「監督がご自身で、カメラをまわして撮っているので、それが、なんというか不思議な雰囲気を作っていて、おもしろかったです。」
そう、メイキング映像の中でも見られるが、高田監督は撮影も兼ねている。前作もそうだったが、監督とカメラ、両方やったほうがやり易いよう。

共演の宮崎さんはどんな印象でしたか?
--- 「衣装合わせで初めてお会いして、すごく存在感がありますね。なんかこうドシッとしているというか、、、若いの地に足がついているというか、そういう印象です。」

その宮崎さんが、撮影中、作品のイメージを一枚の絵にしてくれた。黒ペンだけで書いた、花と少女。
--- 「本当は、怪しーい感じの蝶を書きたかったんですけど、描けなくて花になってしまいました。」

そんなあどけない少女っぽさを見せる彼女だが、その存在感には監督も驚いた様子。

---「さすがにスゴイナと思いましたね。演技とか、ちょうどいい感じのさり気なさがあって、やり過ぎてなくて、ほとんど一発でOKで。カメラ慣れしてるし、ちょっと余裕さまで感じられて。すごくやりやすかったです。」

テーマの「東京」の舞台に、浅草の仲見世を選んだ高田監督。

--- 「人が多い所でやりたかった。撮影するとみんなが見たりするでしょう。そういうのも撮りたかったんです。でも思ったより見る人がいなくて、世の中の人が、みんなカメラ慣れしちゃっているというか、、、。あと東京の下町や、情緒があるところが欲しかったので、浅草にしました。」

彼の手にかかると、私たちの知っている浅草が一転、不思議な世界に変わる。その映像トーンが街を、東京らしくかつ無国籍な、現実の境にある空間に見せる。そして、場面場面に挿入される花や空、時の変化を表すカットが少女の気持ちの変化、不安定さを見る側に的確に伝える。

映像のかっこよさでは定評のある高田監督。今回も、印象的なその世界を存分に楽しんで!!