侍ショート#001
   
  「キラー・ジョー」 09:00

監督、脚本:大岡俊彦
原作:石川雅之
出演:有沢康博、小橋めぐみ、高野八誠

20年ほど前は、凄腕の殺し屋としてその名をとどろかせたキラー・ジョー。宿敵タナー兄弟との対決、そして守った女との愛。人生に衰退の波はあるものだけれど、、、殺し屋稼業をキャバクラで語るキラージョーのふっくらした頬を見ると、やっぱり笑っちゃうでしょ。
原作は漫画家、石川雅之さんの作品。なんと、単行本もでます!2月21日発売!!「週刊石川雅之」(講談社)キラー・ジョーの世界を堪能して下さい。


  監督
大岡俊彦
OOOKA TOSHIHIKO

【Profile】
1970年生まれ。CMディレクター。
97年電通テック入社。8mm自主映画出身で、ストーリー性のある作品を得意とし、ジャンルも幅広い。多くの企業のCMや、プロモーションビデオも手掛け、代表作として、NHKの春の新番組「春嫌いの男」、大塚ベバレッジ「リフレビィ」(曇り女編)などがある。



  主演
有沢康博
ARISAWA YASUHIRO

【Profile】
1969年生まれ。
CMプランナー、ナレーター、TVCFの企画から、多数のCMでナレーター・演出もこなし、幅広い分野で活躍する。



  主演
小橋めぐみ
KOBASHI MEGUMI

【Profile】
1979年7月3日生まれ。東京都出身。
94年「半熟卵」でドラマデビュー。その後、NHK大河ドラマ「徳川慶喜」、「ショム二」「新・天までとどけ」など話題のドラマに多数出演。ミュージカル「新・ピーターパン」や、舞台・CMにも出演し、存在感のある正統派女優として幅広く活躍中。


  【メイキング・ストーリー】

今回の侍は、数々のCMを手掛けてきた、大岡監督。
CMでも物語的な作品が印象的だが、今回は石川雅之さんの原作を映像化する。

---「CMとショートフィルムの最大の違いは、CMは商品を映すために、そのシーンやカットが集約されるけれど、ショートフィルムは全体のストーリーがなくちゃ、起承転結がなくちゃいけないでしょ。その辺が違うよね。」

「侍ショート」のテーマは日本。監督の映し出す日本の美とは?
、、、キャバクラ〜〜?

---「キャバクラって日本にしかない。外国だと、変な風俗になってしまうけど、日本だと風俗でもないし、素人さんでもないし、その微妙な境にあるよね。そんなヘンな世界を表せたらいいかなって思った。」

確かに、これも日本文化。しかも大衆文化の代表の一つかも!?

キャバクラ嬢を演じた役者さん達も、最初はその独特の服装や周りの目を気にしていたが、撮影が進むうちにすっかり慣れ、本物(?)っぽい。実際、その服に慣れると、自分の服に着替えた時に、「あれ?地味だったかな〜」と思ってしまうとか。

主演の有沢さんは、じつはCM等を作るサイドの方。大岡監督とは、裏方として企画作業などのコラボレートをしていた間柄。いつも最近の面白かった映画や、そのカット割りについて意見を交わすそう。 この人は誰だろうと思わせるし、知らない人が出て来た方が面白い。という監督だが、実際は中年のキラージョーにイメージ合致!での起用だ。

---「僕に対する印象が、20年後のジョーのダメダメ調のイメージとぴったりなんで、大抜擢されたようです。撮影に際して、この台詞はマックスこれが面白いのかとか、監督と密に話し合ったり、ホント、助けてもらいました。」

二役で出演の小橋さん、大岡監督との撮影はいかがでした?

---「こだわりをもってる監督さんで、話しているうちにドンドン関西弁も出てくるし、親しみやすい。それに、こんなの初めてだったんですけど、夜の外での撮影シーンで、キャバクラ嬢演じる私たちの薄いドレスの寒さに、監督にも薄着になって下さいと言ったら、ほんとにシャツ一枚になってやってくれて、一緒に作っていくという熱さを感じました。」

監督いわく、

---「役者の気持ちにならないと、指示ができないじゃないですか。今こうだから、これができないとか、これができるというのは、実際にやってみないとわからない。」

そんな熱さを維持しつつ、メーキングの撮影中にも、「縛られていいですか?」といってサルグツワとチェーンでうめく監督でした!!