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ソワレの心臓
  「ソワレの心臓」 9:30

監督/脚本:山田広野
出演:ソワレ、芳春、園部貴一

サイレント映画に監督が活弁を入れるという異色作品。サイレント?活弁?そして美少年ソワレ君の登場。ソワレを巡る、愛の闘い!耽美的美少年、学園物語。活弁映画ソワレの心臓。最終回まで、お楽しみください。


山田広野
  監督
山田広野
HIRONO YAMADA

【Profile】
1973年福島県生まれ。
1998年より、自作の映画に自ら活弁を付ける独自のスタイルで上映活動を開始。2001年中野武蔵野ホールにてレイトショーを行う。自主映画団体アストロチープのメンバーにして、世界でただ一人の自作自演活弁監督。代表作は『実験人形・ダミーオズマー』。



ソワレ
  主演
ソワレ
SOIREE

【Profile】
東京生まれ。
シャンソン歌手。渋谷、青い部屋にて活動中。渚ようこ・エルナフェラガーモとのユニットで、「エロチック・トロワ」としても活動中。発売中のCDとして「シャンソンチックソワレ」等がある。現在最も活躍が期待されている若手シャンソン歌手。



  【メイキング・ストーリー】

今回の活弁ショートフィルムを作った山田監督。特徴的なのは、そのどこまでも響きとおる声!その声で語られたら、世の中すべては、物語となってしまいそう。
今回の耽美的美少年物語を作るきっかけを聞いた。

---「きっかけは、ソワレさんという、シャンソン界の貴公子のような素敵な方がいて、彼が主人公で美少年ものを撮れないかなと思ったんです。そのキャラクター自身がマンガちっくな少女性を持っていて、会った瞬間からいろんなストーリーが浮かんでくるような方なんです。今回は、配役もなかなかクセのある連中がそろったんじゃないかな、と思っています。」

少女漫画的世界と、バトルロワイヤル的世界を強引に結び付けたような作品というが、ソワレさんあってのこの作品。レースの王子様ブラウスがピッタリのソワレさんは、何者?
クラスメート、ジルベルト役で出演している芳春さんに伺った。

---「シャンソン歌手なんです。でも僕もはじめは、女性かな?おかまかな?と思ってました。少年らしさもあるし、年齢も性別も不詳で不思議な方です。何を歌わせても上手くて、しかも独学でやられたというんで、すごいですね。」

ソワレさん、シャンソンを歌うのと、今回のように演技するのとは、大分違いますか?

---「シャンソンは一曲が、一つのドラマなんですよ。だから男にも女にも、若い人にも老人にも、何にでもなれる。幅が広くておもしろいんです。僕はシャンソン歌手で本当に良かったと思うんですよ。歌はごまかす時間があるけれど、役者さんはそのままなので大変だし、僕にはできないと思うんです。ただ、歌は演ずることと言いますから、それで今回やれたのかな。」

では、山田監督の印象はどうでしたか?

---「僕にそっくりだと思います。真心がないけど、やさしい。だからウソくさいんですよね、全部。(笑)言葉も心にこない。そういうのが僕にそっくりで、だから一応、僕達は親友のつもりなんです。たぶんいい死に方しないと思いますよ。お互いに。うん。」

やはり、監督もかなりクセがある人らしい!?
もう一人、生徒会長トマソン役の園部貴一さんにも監督の印象を聞いてみると?

---「とても温和な、温厚な方ですね。撮影中に怒ったりしないし。それに意外と進行が早い。頭の中でしっかりと絵があるようで、次これ撮ります、次はこれ、という感じでどんどん撮っていきます。撮られている側としては、何もわからないまま進むんですが、それが山田監督のスタイルかな。」

そんな山田監督、活弁監督という新ジャンルのこれからの展開は??

---「活弁という手法は、実はバリエーションが利くというか、まだ試してない方法が沢山あるんです。そして僕的には、いろんなアイディアを活弁という形に持ち込むのがやりやすい手法なので、これから新しいやり方を発見していきたいなあ、と思います。見ている方には、この手があったのかと驚いてもらえたら幸いです。」

これからもどんな作品をみせてくれるのか、活弁監督に注目!!